国際決済銀行(BIS)は6月30日、年次総会を開催し、インフレ進行と金融市場の混乱で世界経済が現在の予想よりも深刻な低迷に陥る可能性があるとの報告をまとめた。
BISは年次報告の中で、「長期的なクレジットバブルの余波として考えれば、金融市場の混乱、経済成長の鈍化、一時的なインフレの進行は驚くに値するものではない」「予想は難しいが、これらの相互作用によって、世界経済の減速が大方の予想よりも深刻化・長期化する可能性が考えられる」としている。
2008年の世界経済の見通しとしては、大方の予想では小幅に減速が進むとしているが、ユーロ圏、日本、主要な新興国は堅調な成長を保つとの見方を示した。
また、インフレの進行を考慮すれば、世界的に金融引き締めの方向に向かっていることは適切だと思われると述べている。金利の引き上げはインフレ抑制の効果があるが、経済成長を低下させるリスクもある。
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